アジャイルやスクラム関連のチェックリストを調べていたので、いくつか並べます
Scrum Checklist by Henrik Kniberg
Henrik Kniberg氏 (書籍「リーン開発の現場」などの著者) によるチェックリスト。色んな国の言葉に翻訳されており、日本語版は川口恭伸さんが公開されています
最低限のチェック、として挙げられているのは以下の3つ
- 定期的(4週間以内)に動作する、テスト済みのソフトウェアを提供している
- ビジネスニーズに基づいたものを最優先して提供している
- プロセスは継続的に改善している
スクラムチーム用セルフチェックリスト by ryuzeeさん
ごぞんじ ryuzee さんによるチェックリスト。
10カテゴリ x 10項目 = 全100項目ありますが、こちらのツイートによると
一方で全部が同じ配点なの良くないな。
— Ryutaro YOSHIBA (@ryuzee) December 5, 2023
「毎スプリントレビューで完成の定義を満たすインクリメントを見せてフィードバックを貰っている」が50点くらいで、残りは全部0.5点でいいくらい。 https://t.co/NHDhLzpq5m
「毎スプリントレビューで完成の定義を満たすインクリメントを見せてフィードバックを貰っている」が50点くらいで、残りは全部0.5点でいいくらい。
とのことです。
Scrum Master Checklist by MJ
MJ こと Michael James氏によるチェックリスト。こちらも各国翻訳多数。
https://scrummasterchecklist.org/pdf/Scrum-Master-Checklist-jp.pdf
スクラムチーム向けではなく、スクラムマスターへの問いかけになっているのが特徴。
あなたのスクラムチームの成熟度は?
Ron Eringa さんによる、各ロールごとの成熟度の表、ryuzee さん翻訳。
SCRUM MASTER THE BOOK 自己組織化したチーム
書籍 SCRUM MASTER THE BOOK に出てくる、自己組織化したチームのチェックリスト。
ここでは引用しませんが、P8 のエクササイズ参照。
所感
個人的には Henrik Knibergさんの最低限のチェックと、ryuzeeさんの配点50点な1項目は似たことを言っているなあと。そしてそれと一緒に思い出したのが書籍**「ゾンビスクラム サバイバルガイド」**に出てきた 4つの症状。
ゾンビスクラム サバイバルガイドの目次より引用
- 症状1:ゾンビスクラムチームはステークホルダーのニーズを知らない
- 症状2:ゾンビスクラムチームは速く出荷しない
- 症状3:ゾンビスクラムチームは(継続的に)改善しない
- 症状4:ゾンビスクラムチームは障害を克服するための自己組織化をしない
- すべては繋がっている
……やはりそこからだなあ、と